ワインの町
以前友人たちと札幌旅行をしたときに飲んでハマった「十勝ワイン」。
その美味しい十勝ワインをつくっているのは、池田という小さな町です。
この町のワインは山葡萄でつくっているのですが、それまではその山葡萄が大陸から来たものだということは知られていませんでした。
それらのことと、近年両棲類や昆虫までも大陸系のものが続々発見されることを思い合せると、まだまだ日本的感覚では知られずに埋もれているものが、眠るにまかせて利用されないでいるものがあるのではないか、などと思われるのです。
もちろん現在は山葡萄にたよってワインを造っているのではありません。
交配種や改良種によって、町営葡萄酒研究所は、生産の面を開拓して、町内の牛肉銀行の組織と合わせて町営レストランも開いています。
他町村で、財政がピンチで喘いでいるときに、ここだけは思いきった昇給を発表して、他をうらやましがらせているのです。
このごろはむやみに規則や常識にだけ縛られている、行政家の地方政治の時代は過ぎた・・・
などという声がきかれるようになったのは、葡萄というものは、他の作物の耕作には不適当な、北を向いた瓦礫の傾斜地が生育によいというこの池田の例や、日本海岸で、無霞灯地帯に電気を引いたり、ダムつくりに成功して水田造成をした、素人村長の例がようやく注目されたからですね。